資格取得後、税理士名簿に登録し、全国に14ある税理士会に加入して、はじめて業務を行うことができる。
税理士の基本的な業務としては、税務、会計、経営の三つの柱がある。
何といっても主たる業務は税務関連。税理士法でも税理士独占業務と決められている。
個人や企業などの納税者の依頼により所得税、法人税、事業税、相続税、固定資産税など、税に関しての申告を代行したり(税理代行業務)、官公署に提出する書類を作成したり(税務書類の作成業務)、税に冠する相談に応じたり(税務相談業務)する。
その他の会計では、決算業務、元帳記帳・計算表の作成、会計関係の指導、及び相談を行うことができる。
1. 税理士の業務
税理士としての地位、身分、収入などを保証するため、税理士だけが行える3つの独占業務以外に、会計・法律のプロとしての付随業務などがあります。
2. 税に関する「独占業務」
- 税務代理 -
税法に則し、税務署などに提出する確定申告、青色申告の承認申請や、更正決定に関しての不服申し立てや税務調査の立会いなどを行います。
- 税務書類の作成 -
企業や個人などのクライアントに代わり、税務署などに提出する確定申告書、青色申告承認申請書、不服申立書などの書類を作成することが出来ます。
- 税務相談 -
所得金額や税額の計算など、税法上の処理についての相談や、贈与、相続などの税に関する相談に応じます。
以下の4つを、日本の4大監査法人と呼ぶことが多い。
●あずさ監査法人
2004年1月、朝日監査法人とあずさ監査法人が合併して設立された監査法人です。全国主要都市に約3,200名の人員を擁し、監査や各種証明業務をはじめ、株式公開支援、財務関連アドバイザリーサービスなどを提供しています。
●監査法人トーマツ
全世界に広がるネットワークと、プロフェッショナルならではの視点で、税務コンサルティングを中心とした総合的なサービスを提供ています。
●新日本監査法人
各業界のトップクラス企業を担当する、優れたナレッジを装備したプロフェッショナル集団です。
●みすず監査法人(旧中央青山監査法人)
高品質の監査とプロフェッショナルとして専門性の高いサービスを提供する。
以下の4つは提携国際会計事務所で『BIG 4』と呼ばれ、それぞれ日本の4大監査法人と提携関係にある。かつてはアーサー・アンダーセンを加えて『BIG 5』とされていたが、アンダーセンはエンロンの粉飾会計事件に関与したために信用を失い、消滅してしまった。
●KPMG
あずさ監査法人と提携。
●デロイト トウシュ トーマツ
監査法人トーマツと提携。
●アーンストアンドヤング
新日本監査法人と提携。
●プライスウォーターハウスクーパース
みすず監査法人、あらた監査法人(中央青山を離れたメンバーが設立した)と提携。